12. <企>の「読んでも役に立ちませんよ」 第四回

 

ここはギャラリーボラである。

一般常識あるいは教養を備え現代社会に適応する善良な紳士淑女の皆様、あるいは「やきもの通」の方々ならびに「陶芸村」の住人はこれを読まぬほうがよい。

読んでもまったく役に立たぬことは表題の通りであるが、読んで酒や飯が不味くなろうとも私は一切知らない。

 

 

第四回 現代陶芸によせて

 

「ちょっとした違い」に反応できなくなると「大きな違い」も分からなくなります。

 

「わかりやすいもの」にしか反応できなくなるとアホになります。

 

「取っつきやすい」ものばかりを好んでいると怨霊に取りつかれます。

 

「良くないもの」を「良い」などと言っていると閻魔さんに舌を抜かれますが、運良くそれを免れたとしても猿に「バカがみるブタのケツ」といわれます。

 

勉強をしないと先生に「将来りっぱな大人になれませんよ!」と叱られますが、「最近の陶芸関連本」だけは、たとえ殴られても読まない方がよいと思います。