飛青瓷徳利

作品番号7REV

作家名池西 剛

共箱

外形寸法9.3w × 14.0h (cm)

容量330ml

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中国で生まれた美しい発色を持つ青瓷は、周辺の国々の垂涎の的となり、中国の辺境や宋胡録そして高麗などで様々な発色・質感を持つ青瓷が作られました。
今回、池西氏は李朝の造形に飛青瓷の意匠を持つ徳利を作られました。
*竜泉窯で作られた釉上に鉄斑を散らした青瓷を日本では「飛青瓷」と呼び茶人らに好まれてきました。

ヒスイ色の豊かな質感を有する青瓷釉を李朝陶磁ならではの飄々とした造形上に纏い、鉄斑の現れ方も味わい深く、ありきたりの青瓷では味わえない趣を漂わせる作品です。
奥行きを感じさせる青瓷釉には既に貫入が入りつつあり、使い込み色付く頃には更なる趣を加えそうです。
見る向きにより小首をかしげるような表情を有し、胴張りの良い造形と共に、シルエットのみで李朝という風情を有します。
釉肌の豊かさや貫入の面白さ・鉄斑の表情を存分にお楽しみ頂けます。
目線を近づけると既に透明な貫入が入りつつあることが確認できます。この貫入が色付く頃には作品に古格が宿り、風格を感じさせる事でしょう。
青瓷らしい凛とした風情を感じさせる高台部です。