堀一郎 志野ぐい呑

11. 志野ぐい呑

作品番号HIA0004

作家名堀 一郎

共箱

外形寸法6.2w × 6.0d × 5.3h (cm)

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このぐい呑は小振りですが、とても景色が豊富です。

サヤの破れ目から火が入ったところは、口辺に少しの降灰、その周辺には細やかな貫入(良い貫入です)、そして腰部の紅は強堅なマチェールで見ても触っても気持ちの良いものです。更にその反対面は片身替わりになっていて、質感の極立つ「パール白紅」、その下の斜め一直線右上がりの鉄絵の発色も、次々と変化に豊んでいて見飽きることがありません。

見込みは特筆モノで志野の釉の焼成見本の如く様々な呈色で、しかも透明感(透明ではない)があり、小さな器にこれだけの景色が詰まっていてもうるさくありません。

内外のろくろ目も良く、皆様が「目こぼし」をして下さるのをお待ちしております。


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