大西 雅文 Onishi Masafumi
略歴
1980年
丹文窯4代目として生まれる
2000年
大阪芸術短期大学部 デザイン美術科工芸専攻 卒業 愛知県瀬戸市霞仙陶苑(加藤 裕重 氏)にて修行
2004年
立杭 丹文窯にて、作陶を始める
今西 公彦 Imanishi Masahiko
略歴
1971年
丹波立杭に生まれる
1993年
京都府立陶工高等専門学校 修了
1995年
京都市立工業試験場 修了 京都 岡本彰氏宅に内弟子となる
2000年
丹波に帰り作陶をはじめる
清水 剛 Shimizu Takeshi
略歴
1975年
丹波立杭に生まれる
1999年
京都市立芸術大学卒業 陶芸家・今井政之、眞正氏に師事
2013年
第22回日本陶芸展 入選(‘11)
2014年
第7回現代茶陶展 入選
2015年
第32回茶の湯の造形展 入選
市野 健太 Ichino Kenta
略歴
1987年
丹波立杭に生まれる
2006年
京都府立陶工高等技術専門学校卒業 京都市立工業試験終了
2008年
丹波立杭雅峰窯にて作陶を始める。
市野 雅彦 Ichino Masahiko
略歴
1961年
兵庫県篠山市に生まれる
2006年
2005年度日本陶磁協会賞
2011年
兵庫県文化賞
2015年
市野雅彦-軌道、丹波にて(兵庫陶芸美術館)

丹波のやきものは、平安の昔より現代まで連綿と続いているわけですが、大きく分けると、焼き締め、赤ドベ、飴、黒、白、青(灰釉)のものがあります。 いずれもそれぞれに際立った特性を持ち、この窯の良さを体現しています。

 

その一方で、「わからないものは丹波にしておけ」という言葉があります。
中途半端かそれ以下の美術商が、いまだに使う乱暴な言い回しなのですが、逆にこれは丹波のやきものの多様な展開の豊かさを、結果的に言い表しているわけです。
が、ある作者さんが「丹波の特質を、なかなか一般に理解してもらえていない」、というのを聞いて、この企画を思い立ちました。丹波好きの私も、かねてよりそれを不満に感じていたからです。
企画の主旨は簡明で、すでに自らの作風が確立されて活躍する方々に、あえてそのスタイルを封印または押し控えていただき、それぞれの考える「これこそが丹波本来の典型だ!」と宣言できるものを・・・とお願いしました。
ど・丹波の「ど」は、強調に使用する関西弁ですが、ここでは「これこそが」という意味で使っています。
皆様、とても面白がって受けて下さいました。

 

それが本展です。どうぞご高覧ください。

2018年3月 ギャラリーラボ 企画