大西 雅文 Onishi Masafumi
略歴1980年
丹文窯4代目として生まれる
2000年
大阪芸術短期大学部 デザイン美術科工芸専攻 卒業 愛知県瀬戸市霞仙陶苑(加藤 裕重 氏)にて修行
2004年
立杭 丹文窯にて、作陶を始める
中世から連綿と続く丹波のやきものは、江戸期より立杭の地に集約され、現在この山里は全国の数ある産地のなかでもとりわけ活況をみせています。
その立杭の入り口、峠を登ってゆくと大西雅文さんの窯があります。
丹波立杭の次代を担う、通常「若手」といわれるご年齢ではありますが、すでに多くのキャリアを積んでいらっしゃいます。
氏の作品からは、尾張瀬戸での修行経験を活かしたものから丹波本来のものの追及まで、広く多彩な展開を見てとることができます。
先年の当廊での「ど・丹波展」では、素晴らしい赤ドベの作品をご披露いただきましたが、本展は大西氏の当廊にての初個展でありますので、「氏が現在やりたい仕事」でお任せしております。その意味では当廊では少々めずらしい「企画展」かもしれません。
そういうわけで展示に「企画色」は少ないですが、大西雅文さんが丹波立杭のこれからの展開に影響をもつ作者さんであることに変わりはありません。
どうぞ皆様、ご高覧のほど御願い申し上げます。
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