いわゆる「暦手」のぐいのみです。
三島神社発行の暦の縦書きの細字に似ることから、この手の李朝陶磁をこの国では「三島暦手」と呼ぶようになった、と言い伝わります。
ひいては、連珠文や雨滴文、さらには魚文にいたるまで、とにかく沙器(炻器)に白土で象嵌もしくは掻落して文様を表したものなどの全般が「三島手」と呼ばれています。
このぐいのみは、多面体の外面全体が「暦」で覆われています。 これもまた、古松さんならではの作ゆきです。
持ちやすく、手取り感もたいへん良いですよ!
10. 三島ぐい呑
作品番号FAA0012
作家名古松 淳志
箱共箱
外形寸法7.0w × 4.9h (cm)