粉引のぐいのみ、といってもただの粉引とは違います。
正面に龍文が陽刻で表されていますが、よく見ると実に手の込んだ作業が施されています。
その片面に押印された文字は、私は「燭・亜(火と白土)」かと読んでしまったのですが、古松氏によると、「独・坐(ひとり座す)」とのことでした。
手のかかっている作業が報われないほど素地と文様とが自然に馴染み、おさまりの良いぐい呑に仕上がっています。
ぜひ、手に取ってよくご覧下さい。
13. 粉引龍ぐい呑
作品番号FAA0013
作家名古松 淳志
箱共箱
外形寸法5.7w × 5.4h (cm)