備前陶は様々な景色の演出が可能ですが、「胡麻」も「桟切り」もなく、限りなく土肌だけで見せることのできるものが個人的には好きなので、そんな備前が焼ける数少ない作者である森本さんには、そんな作品をかねてからお願いしています。
この作品も、どちらかといえば白系の手強い土を堅固にも柔らかな質感に仕上げた、触って使ってたいへん気持ちの良い酒呑です。
特に「裏正面」の土見せのみの部分の表情が秀逸で、眺めていて飽きません。
備前酒呑
作品番号MYC0001
作家名森本 良信
箱共箱
外形寸法7.0w × 6.3d × 5.7h (cm)