18. 備前鎬ぐい呑

作品番号KNA0070

作家名小出 尚永

共箱

外形寸法7.0w × 6.6d × 5.4h (cm)

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小出さんの紫蘇肌はボリューム感と弾力を有するものが多いのですが、「肌が死んでいない」のが特徴です。
本来そうあるべきなのですが現状として現代の備前陶で「死に肌」が白と共に最も多いのがこの紫蘇なのです。
白の方は土に、そして紫蘇の方は焼成方法に問題があります。
やきものを焼く技術上、最も重要なのは「炭素の扱い」なのですが、その技術に大きく出来を左右されるのが、この紫蘇肌です。
このぐい呑の紫蘇肌は、とても上質なものです。鎬の入った強い造形ともよく融和しています。
対して、見込みはすっきりとしていて酒を呼びます。