8. 備前ぐい呑

作品番号9CEV

作家名小出 尚永

共箱

外形寸法8.4w × 7.6d × 4.2h (cm)

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美しい線をもった「らっきょ徳利」なのですが、凄絶な焼け上がりにより非常に堅固な塊と化しています。

 

さて手に取ってみると見かけの凄みとは対照的に手触りが実に滑らかで柔かい弾力すら感じるのです。
形姿と相まってバランスの良い器物、ということになります。一合五勺という容量も頃合いです。

 

青胡麻とコゲとが混然一体となり瀧の如く流れ落ちる間に垣間みる肌は、強靭で良質な黒が出ています。

 

迫力と優美さとを兼ね備えた佳品です。

 

ぜひ、「触ってみて」いただきたい徳利です。

写真ではなかなか伝わり難いかもしれませんが、理想の土肌です。 見ていて気持ちが良いものです。 触感も実に堅固で確かです。
焼き成りが一部変化し良い景色を添えています。
この面の土の良さも写真ではなかなか伝わりにくいかと思いますが、素晴らしく良いですよ!
向う正面の色が薄く見える部分は、実に「酒うつり」する土肌です。やわらかに見えますが、堅固なテクスチャーです。
裏面は全面に渡り「味の良い土肌」、つまり「良い土味」です。 こちらも良い育ち方をすることでしょう。