石山哲也の水面晶は2メートルクラスの大きなものがほとんどです。
水面晶シリーズは、「様々なものを水面下に埋める」というコンセプトで素材にガラスを併用した非常に手の込んだ作品群で、石山哲也の代表作のひとつです。
ギャラリーラボが2016年10月に新装移転して最初の展覧会が、石山さんの水面晶によるものでした。
その折に「小さな水面晶」を特別に制作していただきましたが、作者によると、小さいもののほうが難易度が高く三窯ほど失敗したとのことで、「もう当分作らないだろう」と言っていましたが、果たしてその後まったく作っておらず、現在は「大きなもの」も作らなくなりました。小品はこの時のもののみですので、「超稀少」といえる作品です。
この作品は「ぐい呑を埋めた」もので、ぐい呑自体も随分手の込んだ作りで、本人もおすすめの作品です。
見かけ以上に、ぐい呑として使い易く、呑んでみると驚きをともなう楽しさがありますよ!