入手したばかりなのに予言者のようなことを言ってすみません。
「この盃は使っているうちに赤みがさし始め、そしてそれが日々増すなかで貴方の酒量も同じく日々増し、酒代の出費は当初の予測を大幅に上まわるであろう」。
丸田宗彦氏に、「三宝」や「是閑」のような、「奥高麗!」といった浅めの碗形の酒盃をお願いしたところ出て来たのがこの作品です。
私のなかでの奥高麗の定義に「浅めの碗形」、「深めの脇の削り込み」、「高台側面が竹の節ではなく、スラッと取ってあること」などがあるのですが、この酒盃はそれらを満たしています。
「手取り」もとても良いです。
つまり、「良い奥高麗酒盃」です。
片身替わりの景色もみどころです。ココデ冒頭ニモドル。
奥高麗ぐい呑
作品番号4ZEV
作家名丸田 宗彦
箱共箱
外形寸法8.2w × 8.0d × 4.4h (cm)