今回最も小振りのぐい呑です。
指が二本掛かるかどうかなのです。
しかしあなどってはなりません。
手に取ってよく見ると実に細部まで精巧に出来ています。
小盃に必須の焼き上がりは今回の作品群の中でも特に良く、発色、濃淡、質感ともにこの種の最上であるといえます。 「鼠」や「コゲ」も良い位置に適量入っていて大きな作品をみているように豊かで、それでいてうるさくありません。 クセモノは内部側面のろくろ目で「美濃もの」ではここが重要な見所ですが、実に良いろくろ目が立っています。
これは使って間違いなく楽しめます。
(実は「実験済み」です・・・。)
小盃がゆえ、飲み過ぎにご注意ください。