片身替ならぬ三分の一身替の六角です。
陰影の効果で側面全体の景色がとてもバランスよく締まった印象に感じられて見ていて飽きません。
そして高台がさりげなく六角型で、ちょっと角度ずれているのが可愛らしいです。
古松氏の作品が面白いのは氏の「らしさ」のようなものが、作品に自然と溶け込んでいるところのような気がします。
本人はふざけるでもなく奇をてらうわけでもなく、至って真面目にきちんとやってますよぉ~という雰囲気を醸し出しているのですが、どの作品からも古松臭が絶対にします。※実際にくさいわけではありません。
そういうポイントを探し出すのも古松作品を観る楽しさの一つかもしれませんね。(大村)