手重りも造形も納まりのよい手付片口です。
大きさが物理的に小さいわけではないのですが、実際に手に持って眺めてみると高台に向けてのすぼみ方の加減か置いて眺めるより小ぶりに感じて可愛らしい印象も受けました。
ただ、このタイプの片口は酒飲みにはとても挑戦的な形だと思います。
是非とも一升瓶から直接お酒を注ぎ入れて貰いたい。
と・に・か・く、お酒を注ぎ入れるのが難しい!
注ぎ口から取手の内側の頂点までなんと3.8cm、一升瓶の口が3cmほどなのでお酒を入れ終わったあとの”瓶を反す動作“の練習をしておかないと取手に瓶の口が当たること必至です。
でも、難しい口ほど注ぎ入れる満足感ってあったりするのですよね。酔ってからが勝負ですよ、ウへへ。
容量は1合ほどで見た目より少なめかも知れませんが、いれすぎると横の口から溢れてきますのでどうぞご注意を。少ない容量の方が何回も入れられますよ、ウヘヘ。(大村)