この作品が出て来た時、新型の茶碗かと思ったところ、松谷さんは「片口」と言いました。「ん?」と思ってよく見てみると確かに口らしき「出っぱり」を確認することができます。が、松谷氏によると「これも本当は無くとも充分に酒切れが良い」とのことことなので試してみると本当でした。
更には向う正面、「縁」がかぶる部分には5mm程の憭間があり、そこから注ぐと実に楽しいのです。(これは本人は認識してはいなかったようです)
そして、作品タイトルともなっているこのブルーは最近まではなかなかに不安定で、最近ようやく取れるようになったとのことです。
冒頭に述べたように茶碗としても転用できます。
1. 蒼
作品番号MFA0013
作家名松谷 文生
箱共箱
外形寸法16.3w × 17.1d × 12.4h (cm)