発色や釉のチヂレ具合も程良く、姿との相性もきまっています。
月並みな「感じの良い」という言葉が並ではなく、実に適切に当てはまる奥高麗の徳利です。
ですが、私が特筆したいのはこの作品の土見せです。
まず高台ですが、これが丸田宗彦氏の本年に入ってからの「新解釈」と高台です。そして土。
共に「これぞ唐津!」さらに、私の好きな唐津の典型の相をみせています。
この徳利を見たとき、まずは嬉しくなりました。是非「現物」をご覧下さい。

5. 奧高麗徳利
作品番号MMA0062
作家名丸田 宗彦
箱共箱
外形寸法9.6w × 10.3h (cm)