丸田 朝鮮唐津ぐい呑

7. 朝鮮唐津ぐい呑

作品番号MMA0064

作家名丸田 宗彦

共箱

外形寸法6.9w × 5.5h (cm)

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NO.6でご紹介しましたように、この塩笥形のぐい呑は使い易く酒がうまいのです。(NO.6参照)。
さて、この塩笥形ぐい呑は朝鮮唐津ですが、まず眼を奪われるのが上半身の白釉が「片身替わり」になっていることです。
といってもただの片身の替わりではございません。黒釉に喰い付きに良い「ゆらゆら系」と、もう片方は窯変の入った斑が、あたかも地図のように貼りついたような二元に分かれています。
朝鮮唐津の白は火前と火裏とで二極に分かれることは多いと言えども、このように「同質異種(こんな四字熟語はありましたか否か?)が共存するようものはなかなかないものです。 ここでこれから、これを使ってみようか、と思われる方の懸念としては「NO.6より更に口はすぼまっている(壷の語源とも言われる)」し、さすがにこれは呑み難いのではなかろうか、と、いうことであらばその心配は無用です。呑みにくくは決してありません。
NO.6との違いは、より鼻が「対岸」に近くなること、呑み干すにあたって顎の角度を上方に修正する必要があることくらいですが、後者は計らずもより酸素を有効に取り入れることとなり、悪酔いを防ぐ、という効用があります。
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