この絵唐津も分類上は塩笥形に入りますが口辺の開きが大きいため、使用感は通常のぐい呑みに近いかと思います。
丸田さんの「十八番」絵唐津で、二面に葦と松山を描き分けた美濃ものの影響もうかがわせる絵付けです。
加えて王道の唐津釉には、釉の濃淡による景色、高台脇には梅花皮、見込みに発色の良い火間が現れ、申しぶんのない景色を実現させています。
高台は、丸田氏が最近になって取り組んでいる新解釈のものを採用しています。
9. 絵唐津ぐい呑
作品番号MMA0066
作家名丸田 宗彦
箱共箱
外形寸法6.5w × 4.9h (cm)