今回の展覧会には、「椿手」と名の付く「黄瀬戸」がDM冊子No4と、この作品の2点が出品されていますが、こちらはNo4とはまた違うタイプで、失透性の流れの強い迫力を感じる作品です。
No4が釉の透明感が前面に出た手なのに対して、こちらは灰被りの窯変の重厚な趣のものです。
桃山の「椿手」はいわゆる鉄釉ですが、池西さんの「黄瀬戸椿手」はその名のように双方の要素が同居した珍しいものです。

9. 「黄瀬戸椿手」六角盃
作品番号IGA0102
作家名池西 剛
箱共箱
外形寸法6.9w × 4.8h (cm)
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