こういった形のやきものを「蹲」(うずくまる)と言い、由来は人が膝を抱えてひたすらうずくまっているような姿だからだそうです。
なにをどう見てうずくまっているように見えたかと思いますがそれはさておき、
このやきものにお酒を注ぎますと、まるで洞窟の水面がきらめいているように見えて、自然の美しさというものを感じます。
まだ形成されて日の浅いゆえ、鍾乳洞などはありませんが、
これから皆様の手で歳月をかけて洞窟の中が変化するすがたを楽しんでいただければと思います。
9. 伊賀小壺徳利
作品番号WAA0041
作家名渡辺 愛子
箱共箱
外形寸法7.6w × 8.8h (cm)