池田省吾「織部蛙ぐい呑」をご紹介します。

 

東京渋谷の「穴窯陶廊 炎色野」は、それぞれの作家の最上作が集まる店として知る人ぞ知る名店です。
今回ご紹介する池田省吾さんの初個展もこの炎色野で、以降毎年にわたり圧倒的な質と量の個展をこの店で繰り広げています。

 

このたび池田さんに無理をお願いし、「かえる盃」を特別に作っていただけたのも、炎色野本間さんのお世話によるものです。
池田さんは「お侍」の盃を作っていらっしゃいましたので、先年私が「かえる」のものが欲しいと本間さんにお願いしていましたところ、作ってくださり愛用していましたが、これをなんとか皆様にもご紹介したく、再び無理を承知でお願いしておりましたものが今回ご紹介する10点の「織部蛙ぐい呑」です。
いずれもオリジナルと同じく、「蓮の葉に蛙」のモチーフをもとに池田省吾の世界が展開されていて、さらに強力なものに仕上がっています。

 

今回はこれに加えて、やはり炎色野さんにお世話いただきました織部、粉引の茶碗、徳利、ぐい呑を合わせてご紹介いたします。

 

身に余るご協力を頂戴いたしました炎色野本間恵子氏、多忙のなか無理を聞いて下さった池田省吾氏に心より厚く御礼申し上げます。

2017年10月23日