渡辺 愛子 Watanabe Aiko
略歴
1971年
大阪府堺市に生まれる
1992年
嵯峨美術短期大学 美術学科
絵画Ⅲ科卒業
1994年
信楽の穴窯で焼成技法の勉強を始める
2001年
三重県伊賀の地に穴窯を築き、独立

このたびの「やきもの通信」は渡辺愛子「壺の酒器・不識注壺と塩笥ぐい呑」です。

 

渡辺愛子さんは、国内はもとより来年はスイスで美術館展を開催されるなど、近年とくにその活躍の幅を広げています。

今回はその多忙な中、ギャラリーラボのリクエストによる特別制作に応えていただきました。

中世鎌倉期の「不識壺」(不識とは「達磨」のこと)のモチーフによる酒注ぎ、「不識注壺」と、やはり壺をイメージして制作いただいたぐい呑です。

「不識注壺」は中世古窯のDNAを感じさせ、これぞ酒壺!というものです。注口付きですよ。

「塩笥ぐいのみ」も壺由来のものです。塩壺を茶碗に見立てた塩笥茶碗がしられますが、ぐい呑に転用できる小さなものも稀ですがあります。

渡辺愛子さんの塩笥ぐい呑は、注壺とともにこれが初披露です。

いずれも酒切れも良く大変使いやすく仕上がっていますが、壺から注いで壺で呑むという、実に豊かで雄大な気分で酒を楽しむことができる逸品です。

 

壺にすでに高い定評をもつ渡辺愛子さんの「注壺」、そして壺が化身したぐい呑という共に稀少な特注酒器を、どうぞご覧下さい!