金城 博美 Kinjyo Hiromi
略歴
1966
愛媛県今治市に生まれる
1994
今治青葉太陽窯にてやきものを始める
1997
池西剛に師事
1998
沖縄 金城次郎窯に入る
1999
金城陶器所を設立
2004
銀座たくみにて「金城窯三代展」(以降定期開催)
2016
沖縄 壼屋博物館 「金城吉彦、博美作陶の軌跡」展

このたびは「金城博美の三島注壺と酒盃」をお届けします。

 

金城博美さんはとにかく“行動の人”で、単身韓国に出かけたかと思うと、そこで出会った現地の民家に滞在し古窯や素材を調べたり、魚が好きならば潜水士の資格を取って海に潜り、それが高じて沖縄に渡り魚文で著名な金城次郎氏を訪ね、そのまま金城窯に入り金城家の人となるし、つい先日も珠洲陶の現地調達資料を大量に抱えて当廊に現れたばかりで、ついでに「草刈り」までしてくれ帰ってゆかれました。

 

常々、「三島」の仕事を「本格」で続ける日々を送るのは、心身ともに特異体質の者にして初めて可能なことと思っております。

現在この国で上記に該当する作者は、先日当廊で個展を終えたばかりの古松淳志氏とこの金城博美氏の二人のみと認識しております。

 

金城さんは家業の金城陶器所での製作と併行し、この「三島」と「イッチン」作品を金城博美名義での自作として展開しており、そのなかから今回は三島の酒器をご紹介いたします。

ギャラリーラボ初登場です。まずはご覧になってみて下さい。