児玉 みのり Kodama Minori
略歴
1967年
兵庫県神戸市に生まれる
1997年
東京ガラス工芸研究所卒業
2001年
吹工房・村上恭一氏に師事
(~2003年)
2006年
京都府相楽郡に工房を構える
2017年
兵庫県丹波篠山市に工房移転

ギャラリーラボ初登場!児玉みのりさんのガラスの酒器です。

鋳型にガラス粉や小片を詰め焼成するパート・ド・ヴェールの技法や、やきものの技法を応用して取り入れた独特の吹きガラスで、独特の質感を表現し得た児玉さんのガラスですが、実際に使用すると、岩石に水を打ったようなその水利きの良さとテクスチャーの立体感にまず驚かされます。

見込みを覗けばステレオグラムのような3Dの景色が現れたり、長い年月を経て銀化したローマンガラスのような表情のもの、鉱物の塊や結晶がそのまま盃になったかと思わせるものなど、これほど酒が楽しめるガラスの酒器には初めてお目に掛りました。

やきもの愛好者の皆様には気に入っていただけることを確信し、このたびガラスでは初めての企画展となりました。

今回は、酒盃の部、注器の部の二部構成となっておりますのでご覧になってみて下さい。

ぜひとも、お手に取っていただけることを願っております。