通次 廣 Tsūji Hiroshi
略歴
1973
京都に生まれる
2000
大学卒業後 父 阿山に師事し高麗茶碗の研究を始める
2001
京都府立陶工高等技術専門校 終了
2002
京都市立工業試験場 終了
2013
京都美術倶楽部21世紀展『京宵展』に出展
以後毎年出展
2023
ギャラリーラボにて御本茶盌を紹介

– ごあいさつ –

通次 廣(つうじ ひろし)御本手酒器をご紹介いたします。
通次さんは京都にて代々茶陶を専門とする陶家出身の作者です。

その作品はこれまで専ら茶道具商が取り扱っており、この業界特有の悪弊である縦割り構造により、いわゆる“やきものギャラリー”にての直接の取り扱いは無かったそうです。そのため、やきもの愛好者の皆様にはこれまでご存じ無かった方々も多いかと存じます。

通次作品の核を成す御本手茶碗という分野は、茶の湯道具としてのみならず、やきものとしても重要かつ大きな魅力のあるものですが、残念ながらこれまで現代陶にはその佳品を見ることが稀な領域でもありました。

先だって、当廊におきまして通次さんの御本手茶碗三種を同じく「初登場!」させていただき、大変ご好評を頂戴いたしておりますが、その折りに同じく依頼しておりました御本手の酒器が揃い、このたびご紹介の運びとなりました。

酒映り、水利きともに良く、酒席が楽しい佳品に仕上がっています。御本手特有の釉調や発色、見込のライン、高台とその脇、さらには目跡に至るまで細やかに手の行き届いた造形など、御本手茶碗の佳さを余すところなく酒器に凝縮された優品を、どうぞご体験下さい。