松村 遷 Matsumura Sen
略歴1977年
埼玉県浦和市に生まれる
2000年
多治見市陶磁器意匠研究所修了
2018年
栃木県芳賀郡益子町本沼で薪窯を焚く
ひたすら黄瀬戸に邁進し続ける松村遷さんですが、昨年の個展時に持参された数点が、それまでのものとはまた趣を異にする古格に満ちた佳品でしたので、早速、それに照準を絞った作品で「やきもの通信」を依頼しておりました。
この手の肌合いは少しの違いが大きく雰囲気を変化させ、加えて通常は巷に多く散見されるような浮わついた軽々しいやきものに成りがちの黄瀬戸ですが、「迷走を繰り返した(本人弁)」結果、とても落ち着いた風格と堅固な質感を備えた、まさに松村遷ならではの成果をどうぞご覧下さい。
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