皆様が音楽に興味があろうが無かろうが、私の知るところではない。
ここはなにしろ「ギャラリーボラ」なのだ。
まずはPink Floyd/Wish You Were Here
これが発売された1975年より今日までの40年間、少なくとも7日に一度は「通し」で聞くアルバム。
前作のThe Dark Side of the Moon (累積枚数1億枚超)よりセールスははるかに低くとも主要メンバーのデビッド・ギルモアもベストテイクにあげている名作である。Take 1は長尺なので、面倒な方は4・2・3・1と流せばよいかと思う。筆者は機材が壊れて買い替える度に、最初にこのアルバムで音をチェックしている。
次にU.K./U.K.
同じく1978年の発売と同時に、今日までの37年間少なくとも11日に一度は「通し」で聴くアルバム。
超絶技巧と楽曲とのバランスが、これほど見事な音源を未だ他には知らない。
特にアラン・ホールズワース(Gt)エディ・ジョブソン(Kb)(*注:スティーブ・ジョブス(Ap)ではない。)ビル・ブラフォード(Ds)の一見インタープレイに見えるも実は恐ろしく計算された演奏は必聴。
更に次にAnton Webern・Lieder/Christiane Oelze(Sp)
さすがにこれが作曲された1899年に筆者は「如何是父母未生以前亦々」の状態であったので当時のことは知らないが、この音源が発表された1995年より20年間、ほぼ毎日「Take12~40」を聴くアルバム。筆者はヴェーベルンの楽曲は大概好きなのだが、作曲者の数少ないリート(歌曲)は特に美しいと思う。古レコード屋(古CD屋か)で是非とも探して頂きたい一枚である。