今西公彦展と播磨日本酒プロジェクト

 

 

今西公彦展です

 

白、黒、赤ドベ、焼締めの丹波です。これは今西さんの特に近年の傾向ですが、今回もより「丹波」に寄せて来ています。丹波立杭の地において丹波本来のやきものを追究する作者は、実は絶滅危惧種なのですよ。

 その、絶滅危惧種の今西公彦さんです。

 

今回は「播磨日本酒プロジェクト」による酒と酒器の会です

 

「播磨日本酒プロジェクト」とは、兵庫県姫路市夢前町(ゆめさきちょう)の「壷坂酒造」を中心に、その酒米から栽培し挙句は夢前の土で酒器まで作り、夢前の名だたる山の幸、播磨坊勢島の魚とともに紹介しながら「播磨古今」という酒を仕上げる集団です。

と、書いただけではよくわかりにくいかもしれませんが、主要メンバーの皆さんが、只者ならぬ「その筋の達人」さんなのです。

今回は、杜氏の壷坂氏が只今仕込みの真っ最中のため来られませんでしたが、「愛山」「山田錦」など酒米をつくる飯塚氏(下の写真手前右)、坊勢島のカリスマ漁師の前田氏(同左)、葡萄をつくる小山内氏(挨拶中の人)、野菜農家の神崎氏(その隣)といった名人さん達7名が食材とともに来廊し、自ら料理して下さりました。

 

 

今西氏は「播磨人」ではありませんが、プロジェクトの「酒器制作担当者」なのです。

 

酒は壷坂酒造の「雪彦山純吟無濾過」「金壷」そして「播磨古今」です。青瓶は「社長の酒」という隠し酒です。

飯塚氏による籾殻による古式の炊飯です。酒米である「愛山」と、食米で夢前の地に最も相性の良いという「ヒノヒカリ」の食べ比べです。

 

飯塚祐樹さんです。

昨年は飯塚氏の山田錦で、「雪彦山」が全国日本酒鑑評会にて二年連続金賞!を受賞しました。

「愛山」と「ヒノヒカリ」

酒米である「愛山」はやみつきになりそうな、特徴のある米でたいへん驚きました。

私は毎日でも食べたい・・・が、「液体にしたもの」しか入手困難なのです。

それぞれの名人さんたちの話は面白く、

まあしかしとにかく・・・壮絶に楽しく有意義な時間でしたよ!

皆様も来ればよろしかったのに・・・・。