このところ疫病が流行っているので、人々はなかなか外出も儘ならない状況です。
普段、社会的な立場など無いも同然で、このような事態においても行政の規制対象にすらかからない「やきもの店」などでも“自粛”と称し休業する店が続出しているようです。
そこまではとくに問題はありません。
これらの「やきもの店」から軒並み“展覧会の延期のお知らせ”が届きます。
通常各店、展覧会の予定というものは半年あるいは一年先くらいまでなにかしら入っているものです。ですから延期する展覧会作者に向こう当分の間何の予定も入っておらず、またその店にそれより先予定の入っている作者達にもまったく影響を及ぼさない場合であれば、「延期」したところで何ら問題はありません。
さて問題は、その後たちまち複数の予定を抱えている作者達の展覧会を次々と「延期」する店が、やはり続出しているということです。
さらには当の「その後の予定を複数抱えている作者達」がそれを即刻断らないことがやはり多いようです(酷いのになると、先に予定を入れている他店に延期を要請してくる者もいるそうです)。
このような様子を見るにつけ、ひとつ言いたいことがあります。
「展覧会を無責任に“延期”することは、それこそがまさに“他人にうつす”行為であり、その後次々と第三者へ多大な迷惑が連鎖することもわからんのか、このどアホどもが!!」。
以上です。
このような場合に選択肢は二つしかありません。
「中止」にするか「決行」するか、です。
現況をみる限りにおきましては、前者のほうが穏やかな選択肢かもしれませんが、「決行」も工夫すればいろいろ方法はあるものです。
私事ですみませんが、このようなことなどなくとも随分以前より「やきもの村の厚顔無恥な幼児性」についてはいいかげんウンザリしており、これが現代のやきものがいつまでたっても市民権を得られない元凶だと思っていますが、こういう時にもやはり予想に違わずそれは露顕します。
とても恥ずかしいことです。何とかしなくてはなりません。