高橋 陽~~展
たいへん「玄人受け」の良い高橋陽作品です。良いやきものであるわけなので、「玄人」でない方々にもぜひともご覧頂きたいといつも思っております。
今回は粉引の進展が著しいですよ。粉引は「手掛ける作者」は実に多いですが、「まっとうに出来る作者」は極めて少ない、というのはなぜか案外知られていない事実なのですよ。
高橋陽氏とその作品を「マニアック」と呼ぶ人々がいますが、間違いではないと思います。
「だから何?」とは思いますが・・・😊 簡単にそう呼ばれる言葉が指すものの実態は、やきものに限らず本当に良いものには不可欠の要素なのですよ。
手前の「白いのたち」は、会寧、松代、唐津藤の川内(黒いのと、お碗の中のものも)ですが、遠かったり近かったりする「親戚」です。向こうに見える藤の川内の絵唐津は「水漏れ」するので会寧の碗で受けています。漏る器はこうやって使えばよいですよ(片口で受ければ、そのまま戻せますね)(^^♪
手前は、江戸後期に「焼き継ぎ」された朝鮮唐津徳利です。これも藤の川内産ですが、昭和の中頃までは「珍の山唐津」と呼ばれていたものです。
次回は7/27より池西 剛展ですよ!お楽しみに😊