短い やきものの常識は疑え!始めました。
「やきものの常識はまず疑え!(「まず」はなかったかも知れない)」では、文が長い(実際には草稿の五、六分の一ほどに省略している・・)、解らん(やきものに興味を持ち始めて間もない方々にも解る内容を、と常に心掛けているが・・)、という方もいらっしゃるそうなので、出来るだけ短く平坦に♡を心掛けてのこの欄です。自己営業妨害といえる本編で、すでに触れた内容もそうでないものもあります。 解りやすいが故に自律神経などに支障をきたし、ご家族に八つ当たりなされても当方は一切責任を負いませんので、その場合の捌け口は劣悪な国政ならびにそれを許容する現代社会にお求め願います。

その8.

 

その8. 難易度の話

 

「なかなか想定通り焼けない」という作者さんは少なくないようですが、その原因は何処にあるのでしょうか? 大別すると次の三通りが考えられます。

1.材料が間違っている 2.焼成法が間違っている 3.想定そのものが間違っている

そういった作者さんたちの話を聞いていると、大概そのいずれかまたは全て該当しています。圧倒的に多いのが1.です。材料が目的のものと異なっていると、良くても「似たようなもの」にしかなりませんし、その採れ率も低いものです。「~は難しい」などと平然と述べる作者のものを見ると、まずこのパターンです。

想定が明確で、そこから素材を正しく選択しその焼成法さえ間違わなければ,そういったことは左程難儀なものではありません。実際に難しいのは、品格の具現です。品格は「良いやきもの」の第一絶対条件です。

これが備わっていなければ、如何にそれらしく整えたとしても確実に「それ以外のやきもの」となります。

A.ならば品格とは何だ!? Q.ご自分で設定して下さい。