短い やきものの常識は疑え!始めました。
「やきものの常識はまず疑え!(「まず」はなかったかも知れない)」では、文が長い(実際には草稿の五、六分の一ほどに省略している・・)、解らん(やきものに興味を持ち始めて間もない方々にも解る内容を、と常に心掛けているが・・)、という方もいらっしゃるそうなので、出来るだけ短く平坦に♡を心掛けてのこの欄です。自己営業妨害といえる本編で、すでに触れた内容もそうでないものもあります。 解りやすいが故に自律神経などに支障をきたし、ご家族に八つ当たりなされても当方は一切責任を負いませんので、その場合の捌け口は劣悪な国政ならびにそれを許容する現代社会にお求め願います。

その12.

 

その12. 酒器好きの人々へ

 

やきものは酒器しか買ったことがない、という人にぜひともお薦めなのが、向附、銘々皿、小鉢(作者により表記は異なる)といった、片手に乘る器です。毎日酒を嗜む人でも、食事も摂ることと思います。

その際に、出来合いの惣菜であってもそこに盛り移すだけで、日々のやきもの生活が確実に豊かになります。真剣に選んだ酒器にそうでない日用食器では絶対にバランスが悪く、そこを無頓着に続けていると酒器をみる眼もまず発達しません。向附の選択眼が良い人は、酒器を選ぶ目筋も良いものです。

このようなコーナーにお目通し下さる奇特な方であれば、間違いなく「その場で一瞬にして」空間、あるいは世界観すらも激変すること請け合いです。今日はどれを使おうかな・・という楽しみは酒器と全く同様ですよ。酒器中心の方々であれば、その数は酒器5に対して向附1くらいで構いませんので、未体験の方はぜひ!まずはひとつからでもお試し下さい。