短い やきものの常識は疑え!始めました。
「やきものの常識はまず疑え!(「まず」はなかったかも知れない)」では、文が長い(実際には草稿の五、六分の一ほどに省略している・・)、解らん(やきものに興味を持ち始めて間もない方々にも解る内容を、と常に心掛けているが・・)、という方もいらっしゃるそうなので、出来るだけ短く平坦に♡を心掛けてのこの欄です。自己営業妨害といえる本編で、すでに触れた内容もそうでないものもあります。 解りやすいが故に自律神経などに支障をきたし、ご家族に八つ当たりなされても当方は一切責任を負いませんので、その場合の捌け口は劣悪な国政ならびにそれを許容する現代社会にお求め願います。

その19.

 

その19. 知っていますか

 

やきもの愛好者が現時点よりやきものの造詣を、あるいは作者がその作品をより進化させるためには、共通する「最良の方法」があります。ほんとうに「より良く」することを望む人であれば、とても簡単な方法です。

それは、『「知らない」ということを知る』、ただそれだけです。
その逆に、自らの進歩を効率よく妨げる方法であれば「~はすでに知っている」と思うことです(「~」の部分に何を当て嵌めても同じです)。

何事かを徹底して続けている人であれば誰もが知るところだと思いますが、何かひとつ以前に比べて「知る」と、同時に「知らない」ことがその数倍はもれなく付いて来る、という特典があります。これは「特典」としか言いようのない恩恵といえます。

そのように「知る」ことが増える毎に確実に「知らない」ことがその何倍も上回る、つまり結果として「より知らない」となるわけで、「知らないこと」の発生率は「才能」の豊かさに比例するものです。実際、「それならば知っている」と言う愛好者や業者で目筋の良い人は見たことがなく、作者で良いものを作る人は更に見たことがありません。

この場合の注意点として、「自らに必要な事を知ろうともしないが故に知らない」という場合では、たんにアホ、バカ、ボンクラ、怠けモノのいずれかに該当します。

今回は、特に「やきものの話」というわけでもありませんでした・・。