短い やきものの常識は疑え!始めました。
「やきものの常識はまず疑え!(「まず」はなかったかも知れない)」では、文が長い(実際には草稿の五、六分の一ほどに省略している・・)、解らん(やきものに興味を持ち始めて間もない方々にも解る内容を、と常に心掛けているが・・)、という方もいらっしゃるそうなので、出来るだけ短く平坦に♡を心掛けてのこの欄です。自己営業妨害といえる本編で、すでに触れた内容もそうでないものもあります。 解りやすいが故に自律神経などに支障をきたし、ご家族に八つ当たりなされても当方は一切責任を負いませんので、その場合の捌け口は劣悪な国政ならびにそれを許容する現代社会にお求め願います。

その2.

 

その2. やきもの作者さんの話

 

 

やきもの作者さんたちが、常にその作品の品質を向上させたいと考えるならば最良の方法があります。

それは、やきものに興味をもつことです。

なぜこういうことを述べるのかというと、やきものに興味をもつやきもの作者がとても少ないからです。

皆様、やきものの作り方には普通に興味があるようですが、それだけでは陶芸教室の延長となります。

他人様にやきもの作品を紹介する立場の者は、作り方に興味を持つ以前に、先ずやきものに興味が無ければなりません。やきものに興味があるか否かは、その作者がやきものを見ている姿や少しの会話から容易に判明しますが、もちろんそれ以前に作品にも顕われています。お客様たちは、それぞれ自らのやきものへの興味や見識の度合いに合わせて作品を選ぶので、作者とお客様の「傾向と性質」は比例し成り立っています。販売店とお客様の関係も同様です。やきものと真剣に生活を共にする方に興味を覚えていただくためには、作者にはそれ以上の興味と見識が必需です。そこは「お客様に教えられる」のではいけません。