短い やきものの常識は疑え!始めました。
「やきものの常識はまず疑え!(「まず」はなかったかも知れない)」では、文が長い(実際には草稿の五、六分の一ほどに省略している・・)、解らん(やきものに興味を持ち始めて間もない方々にも解る内容を、と常に心掛けているが・・)、という方もいらっしゃるそうなので、出来るだけ短く平坦に♡を心掛けてのこの欄です。自己営業妨害といえる本編で、すでに触れた内容もそうでないものもあります。 解りやすいが故に自律神経などに支障をきたし、ご家族に八つ当たりなされても当方は一切責任を負いませんので、その場合の捌け口は劣悪な国政ならびにそれを許容する現代社会にお求め願います。

その1.

 

その1. やきものの見かたについて

 

 

やきものに「見かた」というものはありません。

やきものを見るにあたっての留意点ならば、ひとつあります。

有史以来、古今東西のものを可能な限りみることです。やきものはそれに適しています。

その際には「ジャンル」を意識しないことです。ジャンルとは、例えば「現代陶芸」「骨董」「茶陶」「民芸」「オブジェ」「日用器(”雑”は禁句です)」「鑑賞陶磁」等々といった区分のことです。

こういったことを一切念頭に入れず、ただみれば良いわけです。簡単なことですね。

こういった区分に拘泥し足を取られると、見識の質は確実に下がりたいへん勿体のないことで、近現代のやきもの界隈が低調を次々更新し続ける要因のひとつと考えられます。

分別するのであれば、「良いやきもの」と「それ以外のやきもの」の二通りです。

皆様がそれぞれ自身の眼と手でご判断下さい。