42. 職種の話
パン屋さんでは、レジでパン粉やオーブンについての話を長々と聞かされることはありませんが、良いパンを焼く人は少なくありません。
やきもの(ここでは陶磁器の話です)屋さんたちの多くは、問わずとも個展会場やSNSなどで土や窯などについてグダグダ語るのに、なぜ良いやきものを焼く人がこれほどまでに少ないのでしょうか。
『土や窯を語る度合いの多さはやきものの精度の高さと反比例する』という法則でもあるのかも知れません。
土や窯は作る側の都合にすぎず、見る側に重要なのは、それが良いやきものか否かということです。
自称『陶芸家』ならば、全国的に街の美容院や寺の数より多いのですが・・・やきもの作者の土窯話は、美容師の床屋談義やお坊さまの説法とも、その動機や用法が異なるように感じます。
































