高橋 陽 展
令和2年4月11日(土)~4月19日(日)
11:00~18:30 水曜定休
高橋陽 在廊日 4/11(土)、12(日)
昨年の初個展以来、二度目の高橋陽展です。
今回も、すでに看板といえる斑唐津、青磁の他そこから派生した鈞窯に加え、粉引、刷毛目といった「紛青沙器」への挑戦が新たに加わりました。
粉引や刷毛目というやきものは“巨匠から陶芸教室まで”寄ってたかって手を付けている一見「誰でもやる何処にでもある」分野なのですが、実はこれが近代以降「満足なものは全くの前人未到」であるということが、意外なことにほとんど指摘されない不思議なやきものなのです。きっと理屈では解決されないやきものの最たるものなのかも知れません。
また高橋陽の「本懐」とする青磁も、近年巷に溢れかえる小綺麗なだけの現代青磁に挑むかのように、釉調の美しさを保ちながらも「やきもの」としてあるべき深度と質感、そしてディテールを備えています。こう述べていると、いわゆる「一般受け」からはほど遠いもののように感じるかもしれませんが、まったくその通りです。
高橋陽のやきものは、一般あるいは公募展受けなどを狙うものではなく「ほんとうにやきものが好きなひと」に特化したやきものです。ではマニアックな世界のものかといえば、決してそのようなものではなく、ごく普通に良いやきものを志した結果の産物です。
当たり前にまっとうなやきものであるということですが、現代が当たり前にそのようなものを焼く作者ばかりであればと願います。
ギャラリーラボ 企画
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