松谷 文生 展

 

松谷 文生 展

令和3年5月8日(土)~5月16日(日)

11:00~18:30 水曜定休

 

松谷文生さんは、江戸時代から続く染付磁器の産地である砥部の陶家に生まれ、京都の今井政之氏に師事の後、地元砥部にて制作を続けています。また積極的に公募展などに出品し受賞を重ねています。
ですが松谷さんの独特なところは、砥部という産地は「砥部」というブランドの特色に従った作風が現在も主流なのですが、氏の作品からは背景、作風ともに“砥部らしさ”を発見することも感じ取ることもできず、“アンチ砥部”ではなかろうか?と思えるほどです。
また、公募展などでよく見かける作者の作品には珍しく、間近で見たり手に取っても「やきものとしての良さ」を備えているところも異色性を感じています。
繊細な質感と緻密な造形で構成されたフォルムは、一見すればいわゆる“伝統的なやきもの”とは対極的にも見えますが、歴史の中に古代より残るそういったやきものと何処か通じる「懐かしさ」を、しばらく眺めているうちに覚えるのです。

10: SOLD OUT

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