戸田 優美子展

戸田 優美子 展

令和5年8月5日（土）～8月13日（日）

11:00～18:30　水曜定休

戸田優美子在廊日　8/5（土）、6（日）

当廊5回目となる戸田優美子展です。
20世紀初頭のキュビズムに影響を受けた刳貫技法による造形に、深みのある織部の釉を載せた作品が戸田作品の根幹ですが、近年はその織部釉を発展させた幾種類もの美しい窯変を伴った独自の作品を生み出しています。
本展に見られる「曜変織部」は、一見朝鮮唐津のような印象ながら、黒釉に見える部分が実際にはたいへん深い緑で、白釉に見える部分は薄い浅葱色のもの、幾重にも重なった青や緑地に星のような結晶や窯変が散りばめられたもの、陽光の拡がりを思わせる景色を成すものなどがあります。
さらに、ブロンズのような肌合いに流線文が印象に残る「青銅手織部」と、それを展開させ孔雀の羽のような模様となったものや、深緑の窯変が美しい「油滴織部」もテクスチャーに深みと透明感が増して宝玉を思わせます。各種それぞれが異なる変化に富み、織部の釉はここまで発展可能なのかと驚かされます。これらの酒盃に酒を注いだ見込みは絶景ですよ。ぜひともお手に取ってご確認下さい！

※価格表を含む各画面はクリックにより拡大してご覧いただけます。

– お知らせとお願い –

※　図録掲載作品の別面の詳細画像などのご要望につきましては購入希望の方にお応えいたしておりますが、対応は会期3日目以降となり本展では8月7日（月）より順次対応させていただきます。

尚、店舗と図録によるご成約優先のため、その間にご要望作品が売約済みとなりました場合は対応をご容赦願います。