山田 洋樹 展
令和6年1月20日(土)~1月28日(日)
11:00~18:30 水曜定休
山田洋樹在廊日 1/20(土)、21(日)
- ごあいさつ -
やきものに限ったことではないと思いますが、通常見る側には新作をこれまでと同じ品質に保っていると「少し質が落ちた」と感じられ、これまでより少々良ければ「前回同様」、ずいぶん良い場合にようやく 「向上した」と言われるものです。つまり、見る側に「たいへん良くなった!」と感じさせるには、 明確な数段階の品質向上が必要なわけです。初心者であれば大幅な進歩は容易であっても、修練を積み その完成度が上がるにつれ「あと少し」の難易度は上がり、数字や勝敗が明解に出る分野以外では少々の進展程度では他者にとっての判定も難しくなるものです。 さて、毎度申しておりますが、山田洋樹さんは近現代以降に“ほんとうの志野”を実現させた唯一の 作者です。また、新作を出す毎に細部の精度と完成度の向上を目にしていましたが、今回の最新作では造形、釉調、均整ともに数段階の進展がひと目で顕著となっているのが確認できます。 先述の事情を鑑みますと、これは控え目に言っても「たいへん凄い」ことで、長年に渡り志野そして やきもの好きを続けている身として、諸手を上げて大喜びの内容です。 そのようなわけで、手元に置きたいものが数あれども先ずは皆様にご紹介しなければならず、実に 因果な商売である・・・ということを殊更強く感ずる本展作品群です。 どうぞ見なかったことに・・否、ぜひともご熟覧のほど御願い申し上げます。
ギャラリーラボ 企画
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– お知らせとお願い –
※ 図録掲載作品の詳細画像送付のご要望につきましては、会期3日目以降(本展では1月22日(月))より順次対応させていただきます。但し店舗と図録によるご成約優先のため、それまでに売約済みとなりました作品につきましては何卒ご容赦お願いいたします。