金城博美展と
髙石美江子の酒器袋
令和7年4月5日(土)~4月13日(日)
11:00~18:30 水曜定休
金城博美さんがやきものを志してまだ間もない頃、良いものを手元に置いて眺める日々が基本中の基本ということで、先ずはやきものを買いに古美術商へ行き、その最初に買ったのが江戸前期の「藍柿衛門」の優品でした。以来、氏が求めたものを拝見する機会のある度に感ずるのは、その“目筋”の良さです。
古陶、現代陶を問わず実にいろいろなものを求める中で、類品のなかでも特に良いものを選んでいるようです。おそらく学習以前の天性だと思います。
そして現在沖縄で、金城次郎氏を継承した技法を使用しながら制作する独自の造形は、一見では所蔵するやきもの達とは異質の形状に見えますが、手に取って使ってみて感ずるのは、先述の「基本」が核を成しているということです。やきものは特に、その「人」が顕れやすいものですが、金城さんのやきものも例に洩れず氏独特の性質が顕在しているのを認められます。
そして今回は、髙石美江子さんの酒器袋を併せた本展です。
髙石さんの酒器袋は、その作りの良さと酒器を守る堅牢さ、そして良質の素地の美しさとを兼ね備えた、酒器好きの必需品としてたいへんに有り難いものです。
これまで過去数回の発表では、そのすべてが早々に追加作品ともに完売し、リピートの方が多いのも充分納得できる逸品ですので、未体験の方はこの機会にぜひともどうぞ。
会期中は図録掲載作を全て展示しておりますので、どうぞご高覧下さい。
※価格表を含む各画面はクリックにより拡大してご覧いただけます。
5: SOLD OUT
– お知らせとお願い –
※ 図録掲載作品の別面の詳細画像などのご要望につきまして、 購入希望の方にお応えいたしております。尚、対応は会期3日目以降となり、本展では4月7日(月)より順次対応させていただきますが、店舗と図録によるご成約優先のため、その間にご要望作品が売約済みとなりました場合は対応をご容赦願います。