Derek Larsen

デレック・ラーセン

 

昭和50年 米国カンザス生まれ
平成12年 カンザス大学デザイン学位取得
平成25年 京都府京北町の濘石に穴窯をつくる

 

アメリカのカンザス州で生まれ、陶芸を始めたのは高校生のとき。音楽のクラスか陶芸のクラスを副教科として選択しないといけなくて、断然陶芸に興味があったので、陶芸を選びました。その頃アルバイトでカウボーイをしていたんですが、毎日馬に乗って大草原を駆け回ってるときに見た果てしなく続く草原や、苔むした岩、自然の草花、紅葉などに感動した。その感動と、陶芸の授業で先生が見せてくれた穴窯のやきものをみた時の感動はとても近かった。渋いものに美しさを感じたんだと思う。その後、大学で陶芸を専攻し、美術館で初めて古伊賀の花入れをみた時に心を撃ち抜かれ、日本のやきものの虜になった。日本のやきものの本を毎日眺めてるだけで楽しくて、わくわくする。今は草原ではないけど、山の中に住み、窯を築いて、自然に囲まれた生活しながら窯を焚いています。

 

DerekLarsen 写真 左

写真 左

 

訪問時印象に残ったのは、うまく話せない日本語で、奥様の植葉さんに「きれいな日本語に訳してください」とペラペラペラ~(英語)。「土味のあるやきものをこれからやっていきたい」と、きれいな日本語で植葉さんがおっしゃいました。  (小)