井掛紗百合

いかけ さゆり

 

1990 大阪生まれ

2013 神戸芸術工科大学 先端芸術学部造形表現学科 現代クラフト専攻 卒業

2013 Penland School of Crafts

2014 神戸芸術工科大学 研修生修了

2015 滋賀県立陶芸の森 滞在制作

 

◆入選受賞歴

2012 第52回 日本クラフト展 入選

2014 第48回 女流陶芸展 入選

 

◆展覧会

2014  2014Ceramic World Cup Tournament(HYART Gallery/アメリカ)

2015  Ikake Sayuri Exhibition(滋賀県立陶芸の森 創作研修館ギャラリー/信楽)

 

 

私が大学を出て陶芸を続けるきっかけとなったのは、金属作家のAndrew Meersさんです。

研究生の夏にアメリカのPenland school of craftという施設で陶芸のワークショップに参加しました。

大学という狭い世界しか知らなかった私にとって、すべてが新鮮で刺激的でした。

中でも、同施設の金属コースでアシスタントとして来ていた彼は素材も全く異なりますが多くの事を教えてくれました。

彼は国から奨学金を受けレジデンスを転々としながら制作を続けている若い作家です。

ここで”レジデンス”という言葉を初めて知りました。日本にもあるのか?と思い調べたところ滋賀県立陶芸の森に辿り着き翌年の6月から1年間、滞在制作をさせて頂くことになりました。

陶芸の森では制作環境の変化と多くの出会いにより、今まで器しか制作してこなかった自分の作品にも変化が見られました。

陶芸の森スタッフの方々、作家の方々に助けて頂き私にとって挑戦の一年となりました。

Andrewと出会わなければ陶芸の森に行くことも、来年から信楽で制作を続けるという考えも無かったかもしれません

 

ikake

 

アメリカに行ったことから、

自分の手でつくりたい

自分の手で動かしたい・・・ と思ったとのこと。

最初は轆轤で器を作っていたが

轆轤から離れることで

植物と海のイメージの作品づくりにつながり、

トゲをつけることができたとのこと。

トゲトゲは驚くほどインパクトがあります。

ちなみに高校時代はアーチェリーに夢中だったそうです。  (小)